多くの男性が持つ仮性包茎
複数ある包茎の種類の中でも、該当する男性の割合が多いとされているのが仮性包茎で、およそ9割はこの症状です。
包皮にだぶつきがあるために亀頭を覆ってしまうものの、勃起時と非勃起時、いずれの状態でも簡単に剥くことができます。
したがって、毎日の手入れをしやすく、性行為においても不便を感じにくいと言えます。
とはいえ、包茎であることには違いなく、いくつかの問題を発生させる点に注意も必要でしょう。
まず、包皮に覆われていることで雑菌が繁殖しやすく、不衛生になりやすいことです。
内側に尿や垢も付着しているため、ケアを怠らないよう気を付けなければいけません。
いわゆる早漏になりがちな点にも要注意です。
本来なら亀頭が露出し、刺激にも強い状態が作り出されますが、仮性包茎は皮によって亀頭が守られていることで刺激に敏感で、早漏になりやすい傾向があるのです。
自身だけに影響があるのではなく、女性側の満足度を低下させる要因でもあるため、カップルの性行為の質低下も招きます。
早期改善が望ましいカントン包茎と真性包茎
仮性包茎以上に、厄介な症状と言えるのがカントン包茎と真性包茎です。
まずカントン包茎は、非勃起時なら包皮が剥ける一方、勃起時には剥けないことで手入れをしづらくさせます。
また、性行為の際の支障ともなるため不便を強いられることになるでしょう。
さらに重たい症状なのが真性包茎です。
こちらは非勃起時でも包皮が剥けず、手入れを行うことすら困難です。
したがって悪臭が生じやすく要注意な症状です。
そして無論、正常な性行為も困難にさせますので、異性関係における大きな弊害となり得ます。
この2つのタイプは影響の度合いが大きいために、早期に専門治療で改善を目指すのがおすすめと言えます。
自力改善が望まれることもあるようですが、自宅で治すことは難しい症状です。
無理に包皮を剥こうとすると、痛みに襲われるだけでなく、包皮が戻らない可能性もあります。
亀頭が締め付けられた場合、最悪のケースですと緊急手術が必要になったり、壊死により機能が失われたりすることもあるのです。
まとめ
包茎の種類は、仮性包茎とカントン包茎、そして真性包茎の3つに分類できますが、右に行くほど症状は重たくなります。
日本人の8割が包茎とも言われるほどですので、いずれかのタイプに当てはまる可能性は高いと言えます。
そしてどのタイプでも包茎特有の問題を引き起こしてしまいます。
自然に治らないのはもちろん、自力改善も難しい症状です。
したがって包茎手術で確実に治していくことが大切であり、極力、早めに治療を行うのがおすすめです。